2009年2月14日土曜日

幻想交響曲

こんばんは。

二日ほど前から、ベルリオーズの幻想交響曲ばっかり聴いてます。オペラより聴いてます。

ひょんなことがきっかけでしたが、こんなにもハマるとは思ってませんでした!


一昨年(俺が二年生のときです)の芸大学生オーケストラ定期で、BerliozのSymphonie fantastiqueを演奏して、俺はそれを聴きにいきました。何やら凄い公演になりそうだという話は聴いていたのですが、俺自身その曲自体ほとんど聴いた事が無かったんで、ぽかんとしてたんです。

しかしいざ始まってみると、なんて面白いんでしょう!!!!

場面場面が目に浮かんできます。しかもオーケストレーションが馬鹿でかい為に迫力も半端じゃない!!ハープ4本にティンパニ4台。なんともド派手な曲をベルリオーズも書いたもんです。

もう鳥肌たちまくりで、ブラボー鳴り止まず、興奮さめやらぬまま翌日幻想交響曲のCDを2枚も買ってしまった記憶があります。



彼自身医者の息子で、高い養育費を受けていたのですが、その道には進まず、作曲の道へ進みました。
彼は音楽史上では珍しく、一つも楽器が満足に演奏出来なかったというのも有名な話。ギターもお世辞にもアマチュアレベルにも到底達していなかったそうです。周囲の人間からはピアノも弾けないくせにどうやって作曲するのかとチクチクされていました。しかし彼は周囲の人たちを、楽器に縛られて自由な作曲が出来ない事に気づいていない愚かな人間だと考えていたんです。

彼が実際に猛烈に愛した人気女優、ハリエット・スミスソンという女性がモデルとなってこの交響曲の中に何度も現れます。それはスミスソンのテーマとも言われています。
彼はスミスソンに猛烈にアタックしますが、ベルリオーズはその時まだ無名で、スミスソンからは気持ち悪がられていました。
ベルリオーズがスミスソンへの愛と呪いが結実したのがこの交響曲で、楽譜が出版されるときにはこのような表題が彼自身によって付けられます。
「失恋した若い芸術家が自殺を企ててアヘンを飲むが、薬が致死量に達せず、奇怪で幻想的な夢を見る」。

面白いでしょ!

全5楽章に渡り、主人公の見た夢が描かれています。

1楽章は夢と熱情、2楽章は舞踏会、3楽章は野の情景、4楽章は断頭台への行進、5楽章はワルプルギスの夜の夢。

俺はここんところ4楽章と5楽章ばかり聴いています。



4楽章は、主人公が夢の中で恋人を殺害して、死刑を宣告されて断頭台へと連れて行かれ、最後には首をザンッと切り落とされて観衆が沸き立つところまで音楽で描かれています。
ファンファーレがなって観衆がざわめき、静まり、首を切り落とされる直前に主人公はかつて愛した女性を思い出します(ここでスミスソンのテーマがクラリネットによって一番美しく演奏されるんです)が、ほんの数秒でtuttiのフォレルティッシモでかき消され、すぐに低弦のピッツィカートが二回、ポン、ポンと鳴ります。ここが、ズバッと切り落とされた首がぽろっとその場に転がるのを描いているんです!凄い!劇的!そして曲は観衆の熱狂を表す轟音たるファンファーレで終わるんです。

5楽章は、まだ夢のつづきです。主人公は死後の世界にいて最後の審判を受けるのですが、そこはなんとも不気味な場所で、悪魔や化け物たちの住処となっているんです。
やがて変わり果てた魔女の姿のスミスソンが現れて化け物たちは狂喜します。そして最後の審判の鐘が鳴り、悪魔たちが騒ぎだし、狂宴が始まり、異常な興奮と狂乱で夢は幕を閉じるんです。


ほかの3つの楽章も美しくて素晴らしいんですが、俺は特にこの二つが好きです。

「民衆が騒いでる!」とか、「今階段を上って、観衆の前に、うわ〜劇的だ〜」とか、「あ、スミスソンだ!ずいぶん醜い姿になって!」とか、「小悪魔たちがざわざわ騒いでる!」とか分かるんです!!楽しいです^ー^。


俺は一度ハマるとしばらく抜け出せない性格なんで、このマイブームがいつまで続くのやら・・・^ー^;


是非機会があったら聴いてみてください!





今日はおじちゃんが家に遊びに来て、パソコンとその周辺をカスタマイズしてくれました!

これでますます快適になったぞ☆

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