2012年10月20日土曜日

ミュンヘン旅行記その3(最終回)

こんにちは!秀和です。

今日はミュンヘンへ旅行記の最終回です。

2日目を終え、3日目、我々は僕の超個人的な目的の為にある場所へと向かったのでした。

そこは・・・。



しかしその前に、目的のお店の近くにある公園に来てのんびりする事に。

一組の親子がサッカーボールを蹴って遊んでいて、何とも平和で微笑ましい光景だったので、しばらく芝生に座って眺めていたのです。

すると、お父さんらしき人が手招きをして、「一緒に遊ぼうよ!」と言ってくれました。


なので遠慮なく・・・^^;

この子、ホント可愛いんですよー。まだちゃんと喋れないんですが、それがまた可愛くて。

一所懸命ボールを追いかけて、ちょこんと蹴る姿に、思わず顔がほころんでしまいます^^

クリスチャン君、だったかな。時々ドテッって転んじゃっても泣かない、強い子でした!


お父さんとは、拙いにも程がある英語で会話し、自分は日本から来て、歌の勉強の為にミラノに住んでいる事や、ミュンヘンには旅行で3日間だけ来てるって事とか、まあ身の回りの話をちらほらしました。

とっても気さくで優しい、良いお父さんでした。

ここの公園にいた家族はみんな幸せそうで、というか、とても暖かい雰囲気が伝わってくるんですよ。 それはね、恐らく国自体の経済状態の落ち着きも少なからず反映してると思いました。イタリアのそれとは違いましたから。。。

みんな表情は穏やかで、その場にいる俺らが知らぬ間に心潤されてゆく、そんなキラキラした雰囲気の、日曜日の昼下がりの公園でしたよ。



さてさて、そしてそして!

本日のメインの目的!というかこの旅のメインの目的の1つ(個人的)と言っても良い お店へ!



そう。

ラーメンです!!

ミラノでラーメンを食べられる店は、無い事はないんですが、どこのラーメンも普通、というかありきたりで、

日本のように「お店の味」が出てる、こだわってる、的なラーメンを食べれる事は無いのです。どこのラーメンも、ふつーのオーソドックスなラーメンなのです。。。

ここのお店の名は、

麺処 匠

去年の冬にデュッセルドルフへ行ったときに、匠の本店へ行き、もうそれはそれは衝撃のあまり失神しかけたのでした。それほどまでに美味しかった!!

ただ普段ミラノで食べれないから、久しぶりのラーメンの味に感動した、ってのもありますが、これは日本で出店しても絶対繁盛するだろう!!というレベルの美味しさでした。

手を抜いてないなー。と感心した覚えがあります。それでいて、値段も高くない。素晴らしいです。


ここは、ミュンヘン店、と言うべきなのでしょうか。

しかし、何はともあれ匠は匠ですから、逸る気持ちを抑えつつ、早速店内へ。




すると、懐かしいというか、日本でよく嗅いでいた、あのラーメン屋さんに入ると感じる、煮込んだスープの薫りと、やはり麺をゆでますから、それなりの湿気を感じました。

ああ、懐かしい。。。

もうお腹が空き過ぎて具合悪くなってます。笑。

ここでも、まずビール。

Franziskaner(フランツィシュカナー)という、これもミュンヘンの地ビール。濁った白ビールなのですが、とっても香りがフルーティーで、飲みやすかった!

さあ、出てきました。

これが彼女が注文したラーメン。

札幌味噌ラーメン

味見させてもらったけど、バターが利いてて、甘くて優しい味噌の味と、シャキシャキとした野菜の歯ごたえ、コーン、わかめ、縮れた程よいコシの麺が絶妙でした!

しっかり、「札幌味噌!」でした。


んで、これが俺が注文した、

特上匠味噌ラーメン!

まず俺が味噌好きだって事がコレを選んだ理由の1つと、一番贅沢なラーメンにしようと思ったら、コレだったのです。

この1杯で12.8ユーロ(!)ですが、後悔はしていません。たまの贅沢です。普段ミラノで質素なんですから。。。

味は、濃厚な味噌に、しっかりこだわり抜いたと分かるチャーシュー、チンゲンサイと、中太の縮れ麺。

なんというか、幸せ、でした。

幸せになっちゃいました。^^;

上手く伝えられないけど、それほど美味しかったです。

しかし!

ほかにも唐揚げやらギョウザやらを欲張って注文したもんですから、しばらく苦しくて席を立てませんでした。苦笑。



お会計の時に、店員さんに、是非ミラノにも出店して下さい!って店長さんに伝えてください!とお願いしてしまいました。笑。

多分ミラノに出来たら、俺通ってしまいそうだなあ^^;



というわけで、その足でミュンヘン中央駅へ戻り、電車で空港へ行き、ミラノへと帰ったのでした。

次回のブログも、旅行記でいこうと思います!

今度はどこへ行くのか・・・

お楽しみに!!

それでは、Ciao

2012年10月19日金曜日

ミュンヘン旅行記その2

さてさて、前回の続きです!

お腹がウっプってなるくらい一杯になった我々。

ひとまずぶらぶらと街を散策する事にしました。



すると目に飛び込んで来たのがこちら。


そう。

スターバックスコーヒーです!!!!

日本に居る方からすると「だから何?世界中どこにでもあるじゃん」とお思いになる方もいらっしゃるでしょう。

しかし!!

恐ろしい事に、イタリアにはスターバックスは一軒も無いのです。
ちゃんと名前も書いてくれるんですよね!

イタリアにはBAR(バール、です所謂バーとは違いますよ!)という文化がありますので、そしてバール教会の力もあって、コーヒーに関する喫茶店のような外国の文化は介入していない、というか出来ていないのが現状です。

なので、日本から来た彼女には申し訳なかったのですが、我が儘を聞いてもらい、食後のコーヒーも飲んでなかったので早速入る事にしました♪

頼んだのはモカフラペチーノ♪

ん〜、懐かしい^^

なんだか日本が恋しくなりました。笑。



 そのままミュンヘンの街を走るトラムに乗り、 Isar(イーザル川)の川縁を散歩しました。

写真は、Sankt Lukas Evang(聖ルカ教会)といって、イーザル川の畔に佇んでいます。プロテスタントの風情たっぷりの、落ち着いた教会です。

7月半ばとは思えない程涼しくて、日向は暖かく、あまりに気持ちが良いので近くのベンチでしばらく微睡んでしまいました。



そして、イーザル川を東側へ渡ります。

僕は感じました。川って好きだな、と。笑。

確かに、思い返すと川に来ると必ず立ち止まり、写真を撮ります。ベンチがあれば座りますし、いくら眺めていても飽きないんです。

街のまんなかに川が流れているのって、素敵ですよね。

 大抵どこの国のどの街も、川が近くに流れていて、それによって集落というのは発達するものなんですが、その川を美しく残そうという、この地の人たちの努力というか、気持ちが感じられて、何となく嬉しくなったのでした。。。

右の写真は個人的に気に入っている一枚。鴨の親子と、聖ルカ教会。

良い昼下がりだったなあ〜。。。



さて、川のほとりから離れて再び街へと足を向けます。

向かったのはGasteig(ガスタイク)という地区。

ここには、ガスタイクを本拠地とするオーケストラ
Münchener Philharmoniker(ミュンヘン・フィルハーモニー交響楽団)のコンサートホールがあります。



ホールはとても綺麗で、形としては、ベルリン・フィルのホールと似て、一階席・二階席の区別の無いシューボックスタイプなんですが、横幅が広くて扇型でした。

上から吊るされている反響版は透明で、これもベルリン・フィルのホールや、サントリーホールと一緒。

オーケストラのコンサートを鑑賞するのは久しぶりだったので、わくわくでした!

曲目は、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲と、ラフマニノフの交響曲3番でした。



正直言って、

BRAVI!!でした。丸くて柔らかい、艶々した音色を久しぶりに聴きました。

イタリアで聴くオーケストラは、どうもささくれてるというか、肌荒れしてる感じで、さほどまとまってる感もないのですが、

そうそう!これこれ!!」って感じ。

本当に癒されました。上手いオーケストラを聴くのは大事な事ですね。

とっても満足できた演奏会でした。また機会があったら聴きたいなあ。



・・・と言う訳で、この日もこうして更けてゆき、ビールを飲みながらホテルへと帰ったのでした。

次回はミュンヘン旅行記最終回です!





そして、この日記をもって、

ブログの200回目の投稿となりました!! どうもありがとうございます^^

これからも、ご声援、ご鞭撻、そしてご愛読のほど宜しくお願いします^^

YouTubeのビデオブログも、気ままにだらだらやっておりますので、そちらもご覧下さい^^ページ上部、右側のリンクから視聴できます。

それでは、また!

Ciao ciao

2012年10月18日木曜日

ミュンヘン旅行記その1

こんにちは! 秀和です。

今回は、今年の7月にミュンヘンへ行ってきたその旅行記でも書こうかと思います!



まず、初日。

初日はミラノのマルペンサ空港からスタート。

今回お世話になったのは、Austrian(オーストリア航空)です。

なので、直通ではなく、ウィーン経由で行きました。意外なのですが、ミラノーミュンヘン間の直通便って、少ないんですよね。

機内の中。内装が新しくて、かなり快適でした。
窓からの景色。ちょうどアルプスを越えてるあたりかな。

飲み物はね、やっぱりビール。いつも大体ビールを頼んでしまいます^^;
これは、僕の大好きなOttakringer(オッタクリンガー)というウィーンのビール。

















ドイツは今までに何度か行った事があったのですが、いずれも西方面が多くて(ケルンとかデュッセルドルフとか)、ミュンヘンは初めてでした。

ミュンヘンには、僕の大切な、そして大好きな友達が留学しているのです。彼女に会うのが目的と言っても良いですね!

2泊3日の滞在で、決してゆっくり出来るわけではないので、今回は要点を絞って行動しました。

それでは、ハイライトでご覧頂きましょう!

まずは、到着したのが夕方と言うかほぼ夜だったので、写真は2日目からスタートです!笑。


ミュンヘンの新市庁舎。仕掛け時計で有名。
 しかし!すっかり寝坊してしまった我々。

中心街についた時にはもう既にお昼でした。
ミュンヘン州立歌劇場。











天気は曇りで、肌寒かったです。

ミラノは30℃だというのに、ミュンヘンの最高気温は23℃。上着を着て歩きました。









この日はゲイパーティというか、ゲイパレードをしていて、街はものすごい賑わいでした。
巨大な鉄板で焼かれる大量のソーセージ達。
残念ながら、そのパレードの様子は写真にとってないのです><。

繁盛していました。
しかしインパクト大でしたよ。みんな良い笑顔だったし、輝いてた!普段どうなのかは知らないけれど、思いっきり弾けてたなあ。



人出も多くて、お祭り騒ぎでした。

屋台も沢山出ていたのですが、

その中でも目をひいたのがこれ。

やっぱりドイツといったらコレですよね。

ソーセージ。

というかコレしかない、むしろコレしか知らない、思い浮かばないのですが^^;






お昼に飲んだAugustiner(アウグスティナー)
という地ビール。美味い。


とりあえず屋台は置いといて、

ビアガーデンでお昼ご飯にしよう!ということになり、鼻を利かせて店に入りました。



ここのお店のビールはアウグスティナー。日本人には慣れている、一般的なラガーで、すっきりしていて飲みやすく、けど麦の味がしっかり感じられて美味しかったです!

そして、やっぱり一緒に頼みたいのがこれ。



熱々でジューシーでした。この不格好なのが、手作り感があって良いですよね。

自家製ソーセージと、ザワークラウト(キャベツの酢漬け)。
やっぱりこれでしょう!もう観光客丸出しのベタベタなチョイスですが、
だって観光客なんだもん。

昼間にヴュルステ(ドイツ語でソーセージの意味)をつまみながらビールを飲む。
これはミラノでは味わえないです。

これは腹に重たかった。店を出てから歩きづらかったです。笑。

そして、これではまだお腹いっぱいにならないだろう、と思って追加注文したのがこのお皿。

さすがにこれは多かった!苦しかった!笑



豚肉のステーキと、肉団子と、手前の黄色いのは確かポテトだったかな。プルプルしてたけど。



腹ごしらえどころか、予想以上の量にすっかりヤラレてしまった我々(笑)は、とりあえず休みつつ散歩をする事にしたのです。

次回へつづく。。。





あ!僕のYouTubeの動画が、このブログから直接見れるようになりました。このページの右側にリンクがありますので、気になる動画のサムネイルをクリックすると、その場で見れます!

是非ご覧下さい^^

2012年10月17日水曜日

Part.3

みなさんこんにちは。

珍しく3日連続でブログを更新しております。



これまでの生活を振り返っておりますが、今日はまたその続き。

7月にミュンヘン、コモ湖、サルデーニャ島と旅をして、8月はどんな事があったのでしょう。。。



8月は、まるで中学生か高校生の夏休みの様な過ごし方をしていました。

というのも、イタリアは夏はどこもかしこもしっかり休むので、学校は勿論ですが、大帝のお店は閉まってしまい(オフィスも!)、大学都市でもあり、商業都市でもあるミラノからは人が居なくなってしまうのです。

みんな家族で、山や海、田舎の実家や外国などへヴァカンスへ出掛けるんです。

この為に、一年頑張って働いているようなものですからね。

なので、ミラノはがらんとしてしまい、特に外へ出掛ける用事もなく、俺は何をしていたかというと、毎日毎日同じリズムで、同じ時間帯にひたすら練習しておりました。

小学校や中学校で、よく夏休みの生活表みたいなのを書かされましたよね。覚えてます。朝起きてから夜寝るまでの時間割。あれって計画して時間軸に予定を書き込んでる時は楽しいんですが、実際全然その通りにいかないんですよね^^;

しかしこの夏は違いましたよー。

しっかり同じ時間に起きて、同じ時間にご飯を食べ、同じ時間に練習をして、午後は公園へ行って運動して、という何とも健康的で有益な時間の過ごし方をしたなあと、今思い返してます。

そのおかげで、今があります。今、凄く歌が楽しいし、出来る事が増えました。そして、大きなチャンスもつかむ事が出来ました。

まあその件についてはまた後日^^;



月の中頃には、ペルセウス座流星群を見よう!なんつって、わざわざベルガモチッタ・アルタへ一泊しに行ったりしました。笑。

そして、その一週間後くらいには、合宿と称して、アドリア海沿岸のとある街へ、5日間集中レッスンを受けに行ったりしていました。

その時の写真も、旅行記として後日しっかり写真付きでアップしますね!



・・・後で、後で、って、またそんな事言って次に更新するのが来月とかになってしまうのが怖いですね。笑。

普段からさっぱりブログを更新しないもんですから、書く事が貯まっちゃって。。。

まずざっくり概要を書いてから、あとでピンポイントで振り返っていこうと思ってるんです。

なので、ここ3日間続いているこの日記も、「概要」です。

次回から、ピンポイントで振り返りたいと思ってます!

ミュンヘンあたりから書こうかなー♪



そうだ!

実は、わたくし、YouTubeで動画を配信しておりまして、

動画を配信、なんて言ってもそんな大したもんじゃないですよ。「街角紹介」的なビデオブログです。もしお時間があって、ほんの少し興味が有れば、ご覧下さい^^

そして、チャンネル登録してくだされば、なお嬉しいです!!

チャンネルはこちらです。



それでは、また。

Ciao!!

2012年10月16日火曜日

6月から今までのお話 part.2

さて、珍しく2日連続の更新ですがが、^^; 前回の続き、7月の出来事についてお話しします。

7月は、大切な友人が住んでいるミュンヘンに行ってきたり、湖に涼みに行ったり、地中海に浮かぶ島、サルデーニャ島へ行ってヴァカンスを楽しんだり、楽しいイベントが多かったのです。

幾つか写真を載せますね♪(写真を載せるなんて、2年ぶりくらいかも!!w)


 
ミュンヘンの新市庁舎
バイエルン州立歌劇場!でかい!
これが、自家製らしいソーセージとザワークラウト。

肉が食いたかったのでこれも注文。もうね、お腹いっぱいです。
勿論ビールも堪能しましたよ!
いい景色だったので。どこだったかは忘れました^^;

ここからは湖の写真。
これはコモ湖です。ミラノから電車で1時間弱。船に乗って湖を北上してます。
Bellagio(ベッラージョ)という島から。
晴れると眩しい絶景が出迎えてくれます!

これは、地中海で2番目に大きい島、サルデーニャ島の写真。
Golfo Aranci(ゴルフォ・アランチ)という海岸です。

ここはLa Cinta(ラ・チンタ)という海岸。
超〜綺麗!!透き通りまくった水と真っ白な砂浜!

30メートルくらい先まで行ってもまだ立てる程、遠浅でした。













・・・という具合で、何だか雑な写真の紹介になってしまいましたね^^;

各地で撮った写真は物凄い数があるので、今度しっかりピンポイントで写真も厳選して紹介しますね^^

7月は、外国や郊外の湖、地中海に浮かぶリゾート地まで、色々と飛び回った月だったのです。

そして、G.Verdi合唱団の稽古も夏休みに入り、俺の歌の勉強も毎日毎日、密度を増していくのでありました。。。

つづく♪

2012年10月15日月曜日

10月 Ottobre(6月からこれまでのお話 part.1)

こんにちは!秀和です。みなさん如何お過ごしですか?

前回の日記から早一ヶ月。もうミラノはすっかり秋です。

秋と言っても、日本の秋とは少し違いまして、旅情を誘う様な美しいものではないのです。残念ながら。。。

ミラノの秋は、ほぼ毎日どんより曇っていて、しょっちゅう雨が降り、肌寒くじっとりしていて、何とも気分が乗らないわけです^^;



そんなわけで、この一ヶ月はどうだったのかと言いますと、とれはそれは、とても忙しいものでした。。

まず、このお話をする前に、今年の6月頃にあった自分の環境の変化について説明しなければいけないのですが、

6月にとある友達からの紹介で、オペラ「アンドレア・シェニエ」の演奏会形式の本番に合唱として出演出来る話を頂き、その合唱団の稽古に参加する事になったのです。

その合唱団はCoro Sinfonico di Milano Giuseppe Verdiミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響合唱団)といって、ミラノのスカラ座合唱団以外で唯一のミラノのプロ合唱団で、海外公演や、あのJuan Diego Florez(ファン・ディエゴ・フローレス)のCDのバックの合唱などで歌っている、れっきとした団体なので、「その合唱団にエキストラで参加出来るなんてラッキー!」と思い、飛びついたのでありました。

そして稽古に行ってみると、なにやらオーディションをすると言われまして、急遽イタリアか曲を一曲と、新曲視唱と、発声をその場でオーディションされたのです。。。
その場には、これから稽古が始まるので合唱団の方々がぞろぞろと集まってきていて、みんなの視線がチクチクと刺さります。^^;

けれども、何とか合格(?)したようで、オペラの本番に参加出来る事になりました!
そして稽古が終わった後、Segretaria(事務の方)からA4判一枚のなにやらイタリア語でずらずら書いてある用紙をもらい、「今度来る時に書いて持ってきてね」と。

よく見ると、それはその合唱団の登録用紙でした。。。

「あれ。。。登録・・・?」

エキストラのつもりだったんですが、何やら事情が違うようです。

しかし、一回の本番毎にお金が支払われるようですし、合唱団員も沢山いて、それぞれ乗り番・降り番があるようなので、自分の勉強の妨げにならない程度に、出れる本番には全部参加して、お金を稼いじゃおう!という運びになったわけです。



そんなわけで、無事に6月の演奏会形式のオペラ「アンドレア・シェニエ」の本番は3回とも無事に終わり、次の本番は、と予定表を見ると、

なんと、

9月9日にスカラ座で演奏会をする予定になっているではないですか!!!!!!

す、すからざ!?

スカラ座と言ったらあのスカラ座しかないのです。

曲目はプロコフィエフの「イワン雷帝」。原題はIvan the Terrible. ロシア語です。

合唱とはいえ、スカラ座の舞台で演奏を出来る機会なんて、そうそうあるものではありません!

自分はどこまで幸運なんだろう、と、その時は天に感謝しました。^^;



スカラ座の本番まであと2ヶ月ちょい。

ひょんな事からプロ合唱団に所属し、日々の生活に少し刺激が生まれました6月でした。

7月へ続く。。。