2010年11月7日日曜日

カルメン

こんばんは。

ただいまのミラノは夜中の12時40分です。

今日は午後8時から、スカラ座でのオペラ「カルメン」を観てきました!

なので、この時間の更新になります^ー^;



今日は、朝ゆっくりめに起きて、久しぶりにお風呂に入りました。

こっちでは湯船につかる、という習慣が無いので、みなさん普段からシャワーだけ。

ん〜、やっぱお風呂は良いですね。



これから、スカラ座「カルメン」鑑賞記をざっと書きますが、今度写真付きでゆっくり書こうと思います。

写真といえば、今暮らしているこの家も少し写真で紹介しようと思います。次回。



カルメン、いやあ面白かったです!!

チケットを買う際に仲良くなったローマ人夫婦と偶然席が隣だったのですが、意気投合しました♪

まず、純粋に楽しめたのと同時に、多くの点で日本のとの違いを改めて思い知らされました。

まず、会場ですが、伝統的な馬蹄形の客席でよけいな響きが少なく、音を聞き取りやすい。

次に、観衆の耳がやっぱり良いなあと思いました。なぜかというと・・・
テノールは、あんまり良いとは思いませんでした。声が大きくて迫力があるんだけど、吠えてるような、今時よく居るようなタイプの歌手でした。思い切って隣のローマ人夫婦に聞いてみたら、旦那さんがオペラが好きでよく観るそうですが、「テノールはのどに力が入っていて好きじゃない。響きがないから聞こえない」というのです。
やっぱり!

「声が大きい」というのは、なんにも良くない、と思います。
日本ではよく「声量」「声量」といわれますが、オペラは声量じゃありません。
だってものすごく会場が広いんですから。そこを声量でカバーするという事はおかしいです。
さらに、もし声量が必要なら、全部フォルテで言いわけで、ピアノとかピアニッシモという表記は無いはずですよね。。。
問題は、フォルテでもフォルティッシモでも、ピアノでもピアニッシモでも、最上階の最後列の観客の耳に届かせるための「響き」が大切だと思います。
日本で言う、声量がある人ほど、大きなホールでは客席の2〜4列目くらいまでしか聞こえなかったりするものです。。。俗にいう、「そば鳴り」ってやつです。小さい空間では無敵。

事実、前回スカラ座で観た「アルチーナ」のソプラノのアリアでは、大きい音(フォルテ)も小さい音(ピアノ)も、まるで耳元で歌われているかのように響いていました。その歌手は一番Brava(ブラボー)!をもらってました。
だから声楽って面白いです。魔法みたいだと思います。

自分の声にコンプレックスは全く無いですが、たまに声量の事を言われると、がっかりしてしまうのです。。。
声量じゃないのに。。。しかし、ということは納得させられないって事だから、同時に響きも無いのかな、と思うと悪循環になってひとしきり落ち込みます。苦笑。

話がそれました。

なんか、文句みたいになってしまい、すみません。


うん、あと合唱がすばらしかったです。スカラ座の合唱はいつもすばらしいです!!

そして指揮者のグスタフォ・デュダメル!一番ブラボーもらってました。

3時間45分のオペラを全部暗譜で指揮してました^ー^;凄い。。。

とても若い指揮者で、もうこんなに活躍してるなんて、将来がたのしみですなあ。

俺も早くレッスン受けて歌の練習したいよう!!!!

来月もまた観たいオペラがあるので観に行く予定!!

今日はもう遅いので、寝るとします。

今度、写真付きでゆっくり紹介します^ー^/

それではおやすみなさい☆

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